スピーカーなのか、ランタンなのか
JBLの人気シリーズ最新作「Pulse 6」が、2026年9月6日から出荷を開始しました。
Engadgetは、この製品を単なるBluetoothスピーカーではなく「スピーカーであり、パーティー用の照明であり、ベッドサイドランプでもある」存在として紹介しています。
取っ手部分が発光するランタンのようなデザインは、これまでのPulseシリーズにはなかった大きな変化です。
持ち運びながら周囲を照らせるという発想は、キャンプや野外パーティーとの相性の良さを感じさせます。
360度ライトショーと40Wサウンド
Pulse 6最大の売りは、本体を取り囲むように光る360度ライトショー機能です。
音楽に合わせて色や明るさが変化する演出は、これまでのPulseシリーズを踏襲しつつ、取っ手までもが発光するようになったことでさらに存在感を増しています。
音響面では、30W RMSのウーファーと10W RMSのツイーターを組み合わせ、周波数特性は42Hzから20kHzまで対応。
JBLは「AI Sound Boost」という新機能も搭載しており、再生中の音楽をリアルタイムで解析し、音のひずみを抑えながら迫力を高める処理を行います。
IP68防水とロスレスオーディオ対応
アウトドアでの使用を意識してか、Pulse 6はIP68という高い防水・防塵性能を備えています。
水辺や砂浜での利用はもちろん、うっかりの水没にもある程度耐えられる安心感があります。
さらに、USB-C端子を使ったロスレスオーディオ再生にも対応しており、Bluetooth 6.0に加えてAuracast機能も利用可能。
複数のJBLスピーカーをペアリングして音を鳴らすといった使い方もできます。

Pulseシリーズが歩んできた道のり
JBLの「Pulse」シリーズは、もともと本体側面が光る演出を売りにしたスピーカーとして人気を集めてきたラインナップです。
パーティーやアウトドアでの利用を想定し、音楽と連動する光の演出を重ねるたびに進化させてきました。
歴代モデルでは本体全体が光る仕様が中心でしたが、今回のPulse 6で取っ手そのものを発光パーツとして取り込んだのは、シリーズとしても大きな設計変更です。
持ち運びの動作そのものが演出の一部になるという発想は、単なるスピーカーを超えた「体験としてのガジェット」という方向性を感じさせます。
バッテリーと価格
バッテリーは34Whを搭載し、通常再生で最大12時間、Playtime Boost機能を使うとさらに約2時間延長できるとされています。
充電時間の目安は4.5時間。
サイズは高さ約10.4インチ(約26cm)、重量は約1.49kgと、片手で持ち運べる範囲に収まっています。
価格は330ドル(日本円で約5万円前後)で、9月6日から順次出荷が始まりました。
JBLの主力ラインとしては手ごろとは言えない価格帯ですが、スピーカーと照明を1台にまとめた製品として見ると納得感のある設定とも言えます。
編集部コメント:「音と光」を1台にまとめる意味
スピーカーに照明機能を足すという発想自体は目新しいものではありませんが、Pulse 6は取っ手までデザインに組み込むことで、置き型としても持ち運び用としても違和感のない見た目に仕上げています。
日本の住宅事情では、キャンプ用品や照明を兼ねたガジェットへの関心が高まっており、1台で「音楽」「照明」「防水」の3役をこなせる製品は、ベランダや庭先での小さなアウトドアにも向いています。
IP68という防水性能は、突然の雨や飲み物のこぼれにも強く、気軽に外へ持ち出せる安心材料になりそうです。
置き型スピーカーとしての新しい役割
Pulse 6は持ち運び用のポータブルスピーカーとして紹介されがちですが、発光する取っ手を活かして、リビングや寝室に置きっぱなしにする「置き型ランプ兼スピーカー」としての使い方も想定されています。
夜間に間接照明代わりとして光らせながら、音楽をゆったり流すといった使い方は、これまでのBluetoothスピーカーにはなかった価値の提供の仕方です。
インテリアとしての存在感も意識されたデザインは、スピーカーを普段は隠しておきたいという人よりも、むしろ部屋のアクセントとして見せたいという人に向いています。
用途によって「持ち出す」「置いておく」の両方を選べる柔軟さが、Pulse 6の隠れた魅力と言えそうです。
Auracastが広げる「同時再生」の使い方
今回搭載されたAuracastという機能は、Bluetoothの新しい規格の一つで、複数のスピーカーやイヤホンに同じ音声を同時に送り届けられる仕組みです。
JBLの対応機種を複数台持っていれば、庭とリビングの両方で同じ音楽を鳴らしたり、大人数のパーティーで音量を分散させたりといった使い方が可能になります。
これまで複数スピーカーの同時再生には、メーカー独自の連携機能を使う必要がありましたが、Auracastのような業界横断の規格が広がれば、異なるブランドの対応機器同士でも連携できるようになる可能性があります。
Pulse 6がこの規格に対応したことは、今後の周辺機器選びの自由度を広げる意味でも注目に値します。
日本での取り扱いに注目
JBLは日本国内でも豊富な製品ラインナップを展開しているブランドのため、Pulse 6も近いうちに国内販売される可能性が高いとみられます。
価格や発売時期の正式なアナウンスが待たれるところです。
これまでのPulseシリーズも国内で継続的に展開されてきた実績があるため、価格帯としては4〜5万円台での登場が予想されます。
年末年始の家族・友人が集まるシーズンに向けて、購入を検討しておくのも良さそうです。
キャンプやベランダでの使用を考えている方は、実際の店頭でライトの明るさや音量を確認してから購入するのがおすすめです。
オンラインの写真だけでは伝わりにくい発光の柔らかさも、実物で確かめる価値があります。
これまでのPulseシリーズユーザーであれば、Auracastへの対応状況によって既存機種との組み合わせ方が変わる点にも注意が必要です。
買い替えを検討している方は、手持ちの機種がPartyBoostとAuracastのどちらの規格で連携できるのか、事前に確認しておくと接続トラブルを避けられます。
防水性能を過信せず、真水以外の液体がかかった際にはできるだけ早めに拭き取っておくことも、長く愛用するためのちょっとした心がけとして覚えておきたいポイントです。
バッテリー内蔵型のガジェットは経年劣化も避けられないため、保証期間や修理対応についても購入前に確認しておくと安心です。
参照元:(Engadget「The colorful JBL Pulse 6 speaker will be available next month」)
(https://www.engadget.com/2245008/the-colorful-jbl-pulse-6-speaker-will-be-available-next-month/)



