テニスブランドが手がける、定番スニーカーの新しい景色
デンマーク・コペンハーゲン発のテニスライフスタイルブランド「Palmes(パルメス)」が、Converseの定番モデル「Jack Purcell」との初コラボレーションを発表しました。
SneakerNewsは2026年9月8日付の記事で、この組み合わせを「Jack Purcellがすでにコラボフェーズに入っている」と紹介しています。
Jack Purcellは1930年代から続く歴史あるモデルで、これまでも数々のブランドとのコラボを重ねてきました。
今回、テニスウェアで知られるヨーロッパの新興ブランドが手を組んだことで、これまでとは違った層への広がりが期待されています。
「Parisian Night」と「Mountain View」の2色展開
今回のコラボモデル「Converse x Palmes Jack Purcell PDM」は、2026年9月15日に「Parisian Night」と「Mountain View」という2つのカラーウェイで発売されました。
価格はいずれも100ドル(日本円で約1万5千円前後)に設定されています。
「Parisian Night」はスエード素材を使用し、あえて経年変化で風合いが出るような仕上げが施されています。
ネイビーのアッパーに白のコントラストステッチを合わせ、1930年代のConverseアーカイブモデルを参照したオフホワイトのキャンバスヒールウェビングも特徴的です。
一方「Mountain View」は、あらかじめ色落ちしたように加工されたキャンバス素材を使用。
Palmesのブランドイメージを象徴する深いグリーンが基調になっています。

Palmesというブランドの立ち位置
Palmesは、テニスというスポーツの美意識をライフスタイル全体に落とし込んだブランドとして、コペンハーゲンを拠点に活動してきました。
ウェアやアクセサリーを中心に展開しながら、単なるスポーツブランドにとどまらない上品な色使いとシルエットで、ヨーロッパを中心にファッション好きの支持を集めています。
近年、テニスをモチーフにしたファッション、いわゆる「テニスコア」的な世界観が世界的なトレンドとして再注目されています。
Palmesはその流れの中心にいるブランドの一つであり、今回のようなスニーカーブランドとのコラボは、テニスウェアの枠を超えてブランドの認知を広げる狙いもあるとみられます。
アーカイブへの敬意とPalmesらしいディテール
このコラボモデルには、Converseの1970年代のアーカイブから引用された「Script and Wedge Plug」ロゴがアウトソールに刻まれているなど、ブランドの歴史へのリスペクトが随所に感じられます。
そこに、Palmesらしいディテールとしてアップデートされたウェッジ形状のライセンスプレート、刺繍入りのタン・ヒール、グリーンのトゥキャップインレイなどが加わり、クラシックとモダンが同居するデザインに仕上がっています。
編集部コメント:小さなブランドが起こす「らしさ」の化学反応
大手スニーカーブランドと世界的な有名人とのコラボが目立つ中、今回のようにヨーロッパの規模の小さいテニスブランドとの組み合わせは、また違った魅力を持っています。
Palmesはテニスというニッチな文化圏で熱心なファンを獲得してきたブランドで、その世界観がJack Purcellという歴史あるモデルに新しい解釈を与えている印象です。
日本のスニーカー市場でも、大量生産型のコラボよりも「知る人ぞ知る」ブランドとの組み合わせに価値を見出す層が増えています。
Palmesはまだ日本での知名度こそ発展途上ですが、テニスファッションへの関心の高まりと合わせて、今後注目度が上がっていく可能性を秘めたブランドと言えそうです。
「テニスコア」というムードの広がり
近年のファッション業界では、テニスをはじめとするクラシックスポーツの美意識を日常着に取り入れる「テニスコア」というムードが世界的に注目を集めています。
プリーツスカートやポロシャツ、ニットのカーディガンといったアイテムが、コート外でも着られる服として再評価されている流れです。
Palmesは、まさにこのムードの中心にいるブランドの一つとして名前が挙がることが増えています。
今回のスニーカーコラボも、こうした「スポーツウェアを普段着に取り入れる」という価値観の広がりと軌を一にした動きと捉えることができ、ファッションの潮流を読む上でも興味深い事例です。
Jack Purcellというモデルの息の長さ
Jack Purcellは、もともと元バドミントン選手の名前を冠したモデルとして誕生し、つま先のゴム部分に描かれた笑顔のようなライン、通称「スマイル」が特徴的なシルエットとして親しまれてきました。
Converseのラインナップの中でも、Chuck Taylorと並ぶ長寿モデルとして知られています。
シンプルなデザインだからこそ、素材や配色を変えるだけでブランドごとの個性が際立ちやすく、これまでも数多くのコラボレーションの題材に選ばれてきました。
今回のPalmes版も、この「土台のシンプルさ」があってこそ成立したコラボと言えるでしょう。
日本での入手方法
今回のコラボモデルは、Converse公式サイトやPalmes、SNKRSをはじめとする一部のリテールパートナーで販売されています。
日本国内での正式な取り扱いについては現時点で情報が限られているため、海外通販や並行輸入という形での入手が中心になりそうです。
ヨーロッパ発のコラボスニーカーは、数量限定で早期に売り切れてしまうことも珍しくありません。
気になる方は、公式サイトやPalmesのSNSアカウントの発表をこまめにチェックしておくことをおすすめします。
海外限定モデルを購入する際は、サイズ表記が日本のサイズ規格と異なる点にも注意が必要です。
事前に足のサイズをセンチメートル単位で測っておき、各ブランドのサイズガイドと照らし合わせてから注文すると、返品・交換の手間を減らすことができます。
Jack Purcellはもともと甲の部分にゆとりのある作りとされているため、普段のスニーカーサイズよりもハーフサイズ下げて選ぶ人も少なくないようです。
初めてこのモデルを手に取る方は、可能であれば店頭で試着してからサイズ感を確認しておくと失敗が少なくなります。
限定コラボは価格が高騰しやすい傾向もあるため、正規販売ルートでの購入を心がけ、極端に安すぎる出品には注意を払っておくと安心です。
長く履き続けたい一足だからこそ、慌てず信頼できる販売元を選びたいところです。
参照元:(SneakerNews「The Converse Jack Purcell Is Already Entering Its Collab Phase」)
(https://sneakernews.com/2026/09/08/palmes-converse-jack-purcell/)



