通勤にもトレイルにも使える一本という発想
「アウトドア用」と「普段使い」を分けて選んでいませんか。
米国のアイウェアブランドSmithが発表した新作サングラス「POV」は、そんな境界線をあえて曖昧にする一本です。
レトロなラップアラウンド(顔を包み込む)シルエットに、トレイルランニング由来の機能性を融合させた、モダンなシールド型デザインに仕上がっています。
朝の通勤から午後のランニングまで、かけ替えずに一日を通して使えることをコンセプトに掲げているのが特徴です。
スペックに見る”本気のトレラン仕様”
見た目のインパクトだけでなく、中身もしっかり作り込まれています。
大型のChromaPopレンズとサイドシールドのウィンドウ構造により、コントラストと自然な色味を保ちながら周辺視野までしっかりカバーします。
ヒンジにはオートロック機構が採用されており、ワイドなテンプル(つる)部分と合わせて、走っている最中でもズレにくいフィット感を実現しているとのことです。
さらに、汗で滑りにくいMegol製のノーズパッドや、走行中すぐに取り外せるリーシュ対応のテンプル先端も備えています。
主なスペックを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レンズ | 大型ChromaPopレンズ+サイドシールド |
| フィット機構 | オートロックヒンジ/ワイドテンプル |
| ノーズパッド | Megol製(滑りにくい素材) |
| カラー展開 | 5色 |
| 想定シーン | 通勤・日常使い〜トレイルランニング |
レトロな見た目が生む”懐かし未来”感
POVのもうひとつの魅力は、そのビジュアルです。
1990年代〜2000年代初頭のラップアラウンド型サングラスを彷彿とさせるレトロなシルエットに、現代的なシールドレンズを組み合わせることで、どこか懐かしさと未来感が同居した独特の表情を生み出しています。
最近のスニーカーやアパレル業界でも、往年のスポーツギアを現代的に再解釈するトレンドが続いていますが、アイウェアの世界でも同じ流れが来ているようです。
機能一辺倒でもなく、ファッション一辺倒でもない、ちょうど中間に位置するアイテムとして受け止められています。

編集部コメント:「1本で全部まかなう」というシンプルな価値
サングラスを何本も使い分けている人にとって、POVのような「オールラウンド設計」の一本は地味に嬉しい存在です。
アウトドア用、通勤用、と目的別に揃えると、荷物もかさみますし、選ぶ手間もかかります。
Smithのような実績のあるアウトドアブランドが、あえて”専用設計”を崩して汎用性を高めてきたのは、ギア選びの価値観そのものが変わりつつあることの表れかもしれません。
高機能であることと、気負わず使えることは両立できる、という提案に見えます。
日本での入手性と選び方のヒント
Smithのアイウェアはすでに国内のアウトドア専門店やオンラインストアでも取り扱いがあるブランドのため、POVについても今後の国内展開が期待されるところです。
色展開が5色とのことなので、普段のファッションに合わせて選べる余地があるのも嬉しいポイントです。
ランニングや自転車を日常的に楽しむ人はもちろん、「サングラスは1本に絞りたい」という実用派の人にとっても、チェックしておきたい新作といえそうです。
今後、国内価格や発売時期についての続報が出てくるかどうかも注目したいところです。
これまでのSmith製品との違い
Smithはこれまでも、トレイルランニングやサイクリング専用に設計された高機能モデルを数多く展開してきたブランドです。
その一方で、専用設計を追求するあまり、カジュアルなファッションには馴染みにくいデザインになりがちという側面もありました。
今回のPOVは、専用モデルで培ってきたレンズ技術やフィット機構をそのまま活かしながら、見た目のデザインを普段使いにも違和感のない方向へ寄せてきた点が、これまでのラインアップとの大きな違いです。
機能を落とさずに間口を広げる、という難しいバランスに挑んだモデルといえます。
アイウェア選びで見落とされがちなポイント
サングラス選びというと、まずデザインやブランドで選んでしまいがちですが、実際に使ってみると重要になるのがフィット感と視野の広さです。
走っている最中にズレてくるサングラスは、せっかくの機能性も台無しにしてしまいます。
POVに搭載されているオートロックヒンジやMegol製ノーズパッドは、まさにこの「ズレにくさ」を実現するための工夫です。
見た目のインパクトに注目が集まりがちな製品ですが、実用面でもしっかりとした裏付けがある点は、購入を検討するうえで押さえておきたいポイントです。
編集部の視点:ギア業界の「越境」トレンド
アウトドアブランドが日常使いのプロダクトを手がけたり、逆にファッションブランドが機能性を取り入れたりする「越境」の動きは、ここ数年のギア業界で目立つ傾向です。
POVもまさにこの流れを体現するプロダクトの一つといえます。
専用性と汎用性、どちらか一方を選ぶのではなく両方を同時に満たそうとする製品開発のアプローチは、今後もさまざまなカテゴリーで広がっていきそうです。
アイウェアというジャンルでこの流れがどこまで浸透するのか、引き続き注目していきたいところです。
カラー展開の多さが示すターゲット層の広さ
今回のPOVは5色という比較的豊富なカラー展開で登場しています。
アウトドア専用モデルであれば1〜2色展開にとどまることも珍しくない中、この色数の多さからも、Smithがこのモデルを日常のファッションアイテムとしても意識していることがうかがえます。
黒やグレーといった定番色だけでなく、個性を出しやすいカラーまで揃えることで、スポーツシーンだけでなく、普段のコーディネートの一部として選んでもらうことを狙っているとみられます。
アイウェア一つで印象が大きく変わるだけに、選べる色の幅は購入を検討するうえでも重要な要素です。
秋から冬にかけては、晴れた日の日差しの角度が低くなり、歩行中や運転中に思わぬ眩しさを感じる場面が増える季節でもあります。
ワイドなシールド形状は、こうした季節特有の強い斜光をしっかりカバーできる点でも実用的です。
ファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムとして、季節の変わり目のギア選びの選択肢に加えておきたいところです。
朝の通勤時に眩しさで目を細めることが多い人ほど、こうした大型シールド系サングラスの恩恵を実感しやすいはずです。
1本で一年を通して活躍してくれるアイウェアを探している人にとって、POVは有力な選択肢の一つになりそうです。
参照元:Gear Patrol「Today in Gear: Smith’s Bold New Sunglasses Bring Technical Performance to Everyday Eyewear」
https://www.gearpatrol.com/briefings/today-in-gear/today-in-gear-september-30-2026/



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