「野鳥の鳴き声たまらん」となるマイク、米CFで一定の人気集めるも及ばず

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149ユーロ(約2万4000円)~詳細ページ

スペイン発、野鳥の鳴き声を堪能できるパラボラ型マイク「BirdMic」の先行販売プロジェクトが5月、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で立ち上がりましたが、目標金額には届きませんでした。それでも興味深いプロジェクトなのでご紹介したいと思います。

アプリとの組み合わせで種の特定も可

350gと軽く、グリップ付きの「BirdMic」のシンプルな使い方はヘッドホン(イヤホン)との接続です。自然の中でマイクを野鳥が鳴く方に向けると、鳴き声のみを分離・増幅し、ヘッドホンを通じ、耳にダイレクトに届きます。没入感のあるバードウォッチングは愛好家にはたまらないでしょう。

野鳥の鳴き声が聞こえても、バードウォッチング初心者は野鳥の種類が分からず、物足りなさを覚えるかもしれません、そこでマイク裏側に取り付け可能なスマホの出番です。マイクと接続すると、Merlin Bird IDアプリ上にリアルタイムで鳴いている野鳥の姿・名称一覧が表示されます。

PJが成立しなかったのは熱意不足?

野鳥の鳴き声を録音したい人にも「BirdMic」は魅力的に映るはずです。というのも、集音精度はカメラ内蔵マイクを凌駕します。40m離れた場所にいる鳥の声がよりはっきりくっきり聴こえます。YouTubeに野鳥撮影動画をアップすれば、「いいね」がたくさんもらえるでしょう。

バードウォッチング愛好家が興味を持ちそうなプロジェクトは目標の約6割、2.4万ユーロ(約380万円)の調達にとどまりました。筆者的にはPJ期間中の情報更新ゼロが不成立の要因のように思えます。他の動物の鳴き声も拾える点をアピールするなどの熱意がもっとあれば…。

<参考元>Kickstarter

 

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