街の中に出現した巨大な三日月

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街の中に出現した巨大な三日月(The Crescent Moon)は、まるでアラビアンナイトの世界のようだ。画像の中で圧倒的な存在感を放つ「三日月型タワー(The Crescent Moon Tower)」のデザインはティッセンクルップ社のElevator Architecture Awardの候補に挙げられたが、それも納得だろう。

アラブ首長国連邦のドバイが建設予定地のビルディングは、イスラム世界の一部を表現するだけでなく、ドバイがテクノロジーの面でも経済面でも発展を遂げていることを示すことになる。

あくまでデザインに過ぎない三日月型タワー(The Crescent Moon Tower)だが、建設が着手される可能性は大きいようだ。2015年に完成予定とも言われる33階のタワーは、子供向けの図書館、会議室、レストラン、カフェなどが入る複合施設になる見通しだ。

ちなみに、姉妹プロジェクトの「The Full Moon Hotel」は、アゼルバイジャンの首都・バクーで、既に建設中だ。映画『スター・ウォーズ』に登場するデス・スターのようなビルディングは、5万人の市民と4万8千人の労働者を収容するほどの大きさだ。

繰り返しになるが、現時点で単なる提案に過ぎない。まだ存在していないのだ。しかし、オイルマネーの怒涛の勢いは、魔法のように…とまではいかないが、あっという間に”大きな三日月”を完成させてしまいそうだ。

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