ファーストクラスの快適さ 築地に新感覚ホテル開業

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先月28日、東京築地に他にはない斬新なコンセプトを持つホテルが誕生した。その名は「ファーストキャビン築地」。室内にはコンパクトながらもラグジュアリなーな設備・内装が盛り込まれており、同ホテルのコンセプトである「飛行機のファーストクラス」が見事に表現されている。

一泊のお値段は5800円から6800円とかなりの低価格設定で、コストパフォーマンスは相当に高そうだ。

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広さを犠牲にして差別化に成功

ファーストキャビン築地には137室のビジネスクラスキャビンと23室のファーストクラスキャビンがある。ビジネスクラスの広さは2.5平方メートルで一般的なビジネスホテルのシングルルームと比べると6分の1から7分の1。

ファーストクラスでも4.4平米なので4分の1程度のスペースしかない。狭さを全く感じないと言えば嘘になるだろう。

だが、スペースを最小限に抑えることによって得られた長所も多い。利用者にとって最大のメリットはやはり上述した宿泊費の安さだろう。ほぼ同じ立地のホテルと比べ筆者の調べた限りでは40%から50%以上も値段が安い。

また、施設内には食事やアルコールを楽しむことのできるバーも併設されている。高級ホテルならいざ知らず、このお値段のホテルでバーが用意されているのはかなり珍しい。リーズナブルなお値段設定なので宿泊客なら就寝前のちょい飲みに是非とも利用したいところだ。

もちろん大浴場にシャワーブース、パウダールーム、喫煙室なども完備されており、施設の充実ぶりは良い意味で宿泊料金に不相応と言える。

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東京オリンピック開催も当然意識 外国人客の取り込みも図る

ファーストキャビン築地のデザインテーマはズバリ「和」。急増する外国人観光客の取りこみにも力を入れており、2020年開催の東京オリンピックを当然意識した戦略と言える。

ファーストキャビンは今後全国に50店舗のオープンを計画している。安さと快適性を新しい切り口で実現したホテル界の異端児が、その翼で全国を席巻する日も近そうだ。

参照元:First Cabin, Traicy

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