もう松葉杖は必要ない?

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ブリガムヤング大学に通うマイク・サンダースは、義足ランナーが登場するポスターを目にして、あることを考えた。義足の選手がオリンピックに出られるほどの進歩を遂げたのだから、松葉杖よりももっと機能的な補助器具をつくれるのではないか、と。

サンダースは大学で学んだエンジニアリングのノウハウを生かし、友人の助けを借りながら、足を負傷した人向けに、より可動性を有する器具の開発を目指した。幾多の試行錯誤の末にできあがったのが「フレックス・レッグ(Flex Leg)」だ。

アルミニウムや合成素材の使用で軽量化を実現したサンダースの発明。ある程度の柔軟性を有しているので、接地面の衝撃も吸収できる。凹凸の道、階段、丘を移動する際も他の補助器具よりも使いやすい。実際に歩いている姿は、何とも奇妙な光景ではあるが。

もちろんあらゆる怪我に対応しているわけではなく、長時間の着用は痙攣や血流の停滞などを引き起こすかもしれない。それでも興味深いコンセプトといえる。2012年7月から販売が予定されているフレックス・レッグ(Flex Leg)(価格未定)は、例えば、リハビリ目的での使用に役立ちそうだ。

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