猛威をふるうのは芝! 豪州の花粉症の傾向と対策

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オーストラリア(南半球)の11月と言えば、初夏から夏に向けて、気温が上昇していく時期。日本(北半球)と違い、くしゃみ、涙、鼻水、のどのかゆみといった症状と向き合わなければならないシーズンでもあります。そう、花粉症です。豪クイーンズランド大学が花粉症の傾向と対策をまとめているので紹介します。

豪州の花粉症の特徴としては、日本と異なり、「芝花粉」が猛威をふるいます。飛散のピークはブリスベンが1月~3月(夏から秋にかけての時期)。南のアデレード、シドニー、キャンベラも同時期。

一方、北部ダーウィンは5月~6月。ぜんそくの症状が出る恐れがある、特定の気象条件(猛烈な雷雨の後など)についても注意が必要です。

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サッカーアジア杯も開催、花粉症が気になる方は万全の備えを。

クイーンズランド大によると、対症療法は、内服薬、点鼻薬(スプレー)、点眼薬などで、現地の薬局で入手可能。軽等症の場合は「抗ヒスタミン薬(Antihistamines)」、中等症以上の場合は「鼻噴霧用ステロイド薬(Intranasal steroid sprays)」が一般的。

処方箋が必要な後者は、予防効果に優れ、花粉が飛散する前から使用します。

豪州は日本人にとって人気の旅行・留学先の一つ。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、来年はサッカー男子のアジアカップが開催されます。現地での花粉症が気になる方は、薬・薬局の情報収集、保険の加入といった万全の備えをおすすめします。

参照元:The University of Queensland

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