アイスバケツチャレンジで集まって募金の社会貢献がすごい

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未定 詳細なし

難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究に対する寄付を募るという名目で始まった、
氷水をかぶって支援する「アイスバケツチャレンジ」なるものが2014年夏に世界的に流行しました。
「一過性のバカ騒ぎに過ぎない」「患者そっちのけのイベントで不謹慎」などの批判的な意見もありましたが、
なんとアイスバケツチャレンジで集まった大金のおかげでALS治療に大きくつながる可能性のある研究成果が出たことが明らかになりました。

アイスバケツチャレンジの基本的なルールは、
「ALS研究に対する寄付をする」か「氷水の入ったバケツを頭からかぶる」かの二択を選ぶというもの。
寄付したり氷水をかぶった人は、次にアイスバケツチャレンジをする人を指名することができます。
アイスバケツチャレンジに挑戦するセレブが多数登場したこともあって、アイスバケツチャレンジは世界的な流行になりました。

Microsoftのビル・ゲイツ、Facebookのマーク・ザッカーバーグ、Googleのラリー・ペイジ、Amazonのジェフ・ベゾス、Appleのティム・クック、歌手のレディー・ガガなどそうそうたるメンツが氷水をかぶる様子を見ることができます。
ちなみにセレブたちはみな、氷水をかぶった上で寄付もしています。

しかし、大ブームとなったアイスバケツチャレンジに対しては、「難病の支援が目的ではなく単にバカ騒ぎをしたいだけで不謹慎なのではないか?」という批判的な意見が出されたり、「目的がどうであれ、難病に注目が集まり寄付が募られる状況は歓迎すべき」という反論など、さまざまな意見が出されましたが、ブームが収束するとすっかり忘れられることになりました。

ちなみにお笑い芸人の松本人志さんは、世間がアイスバケツチャレンジをすっかり忘れた2016年夏に、”宴の後”を揶揄するブラックユーモアなツイートをしています。

そんな中、マサチューセッツ大学医学部の研究チームが、ALS協会から寄付された100万ドル(約1億円)の研究活動費を使ったMinEプロジェクトにおいて、筋萎縮性側索硬化症に対する感受性を示す「NEK1」という遺伝子を発見したと科学誌Natureで発表しました。この原因遺伝子NEK1を突き止めたことで、遺伝的・後天的なALSに対する治療法の開発につながる可能性が期待されています。マサチューセッツ大学の研究チームは、ALS協会から分配された寄付金を使って7315個もの大量のALS患者サンプルを収集できたことが、原因遺伝子の特定につながったとしています。

アイスバケツチャレンジでは世界中から1500万ドル(約15億円)もの寄付金が集まっており、このうち約67%がALSに関する研究機関に研究補助金として分配されたとのこと。マサチューセッツ大学以外にも多くのALS研究機関が寄付金の分配を受けていることから、今後も、アイスバケツチャレンジによって集まったお金によってALSの治療法開発が進む可能性がありそうです。

 

記事参照元:nature.com

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