新進気鋭のフランス人女史が贈る、壮大なストーリーの彫刻

1976

芝生でつくられた彫刻は、生き生きとした力強さと衰えていく老いを鋭く表現するように。

米国の美術館を転々と展示された『Lives of Grass』の連続写真から伝わってくるのは芝生の色の変化だけではない。肥沃な土地と自然のサイクルの象徴であり、死と再生、乾燥地帯と肥沃地域を想起させる。観る者にインパクトを与えるだけでなく、何かを考えさせることも。

Lives of Grass』を製作したのはフランス人のMathilde Roussel。「芸術の都」として名高いパリを拠点に活動している女性アーティストは、時に突拍子もない素材、例えば黒鉛、花粉、樹液、ミルク、露、カモジグサで芸術を創り上げてきたそうだ。

Rousselの作品はニューヨークやナッシュビルで展示を終了したが、彼女のウェブサイトから観賞することが可能だ。他にも数多くの作品をアップしているので、気になった方はチェックして見るといいだろう。

 

 

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