難易度が高い楽器のテルミンが簡単に弾けるかもしれない

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テルミンという楽器をご存知だろうか?ロシアのテルミン氏が発明した世界最初の電子楽器である。だがその演奏難易度が尋常じゃない。

本体からつきでた1本のアンテナ状の棒に手をかざして音程をとるのだが、チューニングなんてものは存在しない。メロディーを奏でるためにはひたすら感覚頼りに手を動かす鍛錬と試練を必要とされる。

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電子楽器におけるロシアとアメリカのコラボ

実は数年前に「大人の科学」という雑誌に自分で組み立てるミニテルミンが付録についたことがあった。あっという間に入手困難になり増刷となるほどの人気だったのだ。

私事だが筆者も購入し組み立てたものの、演奏は非常に難しく練習曲の「荒城の月」で挫折した。だがなんと、あのアメリカの電子楽器でおなじみのMoog(モーグ)社が、誰でも弾ける「Moog Theremini Theremin(モーグテルミン)」をリリースすることとなった。

米露の冷戦時代には考えられなかったコラボである。

モーグテルミンは、従来とは違い正しい音の位置に手をかざしているかどうか、見て確認できるようになっている。そして正しい音が出るようにアシストもしてくれる。さらに演奏する人の上達度に合わせて、カスタマイズされていくようである。

ちょっとテルミンらしくないと思う向きもあるかもしれない。だがあの異空間からやってきたような音は健在なのでご安心を。

動画を見る 

参照元:Moog Theremini Theremin

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