美しき地球を守れ!NASA、2100年までの地球気候変動のデータを発表

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未定 詳細なし

地球温暖化は深刻な問題であり、世界の国々が一つとなって対策を立て改善すべく対処してきている。NASAは先頃、世界各地の気温や降水量の変化などといった様々な情報をまとめ、21世紀末までの地球気候変動の予測データを発表した。

大気内の温室効果ガスの濃度が高まるにつれ環境に大きな影響が

今回発表されたのはNASA Earth Exchange(NEX)チームによるデータセットで、合計21の気候モデルが取り上げられており、大気圏内に増え続ける温室効果ガスが原因で我々の環境がどのようなダメージを受けているのかを表している。

この先80年あまりで地球の降水と気温のパターンはどのような変化を遂げるのか、大変興味深いデータとなっている。

科学者らはこれらのデータを基に、地球気候変動によるリスクをより深く理解し、干ばつや水害、熱波、そしてそれらの自然災害によって引き起こされる農業災害などといった緊急時に備えて対応策を打ち立てることが可能となる。

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生成されたデータセットはなんと11テラバイト、膨大なデータで細かな情報まで網羅

データセットは一般にも公開されており、2100年までの毎日の気候の変動が手にとるように分かる詳細な内容となっている。そのサイズは驚きの11テラバイト。デジタルカメラで4MBの写真を250万枚以上保存することができるというメガサイズ。

そのため、世界規模のデータはもちろん都市や町別といった細かなデータも確認可能だ。NASAは地球の外側から得た情報を生かして、人々が生きる尊き地球を守るため今回のプロジェクトを立ち上げた。

データセットを一般公開したのは、気候変動によって脅かされる地球の現状と未来を世界中の人々が知り、対策を考案して実行することで、最悪のシナリオを避けることができると考えてのことだろう。

人類は多くを犠牲にして発展・繁栄してきた。取り返しのつかないことになる前に、できることから始めて我々が生き住まう美しき地球と自然環境を守りたい。

参照元:Gizmag, NASA

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