満点の夜空という魅力と、高山病というリスクと~地球の裏側のしょっぱいホテル

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現地の資源が観光に活用される好例だろう。南米ボリビアのウユニ塩原の端っこに『パラシオ・デ・サル(Palacio de Sal)』というホテルがある。塩原ということで、ホテルは塩のブロック1万個から造られた。16室のツインルーム、8室のダブルルームがあるが、もちろん壁もしょっぱいようだ。料理も塩漬けのチキンが出てくるなど徹底されている。

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ひょっとしたらパラシオ・デ・サル(Palacio de Sal)の耐久性を危ぶんでいる人がいるかもしれない。しかし心配無用だ。雨水が施設の一部にダメージを与えることは織り込み済みで、雨季(12月から5月)の後はメインテナンスを実施しているとのこと。

海抜約3700メートルの高さに位置するウユニ塩原。ユニークな環境で味わうことができるのは、美しい日没といっぱいの星が輝く夜空。地球の反対側、何度も乗り継がないと辿り着けない場所だからこそ見られる風景が広がっている。

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ただ、ボリビアは一筋縄ではいかない土地だ。2010年FIFAワールドカップ・南米予選では、ホームでアルゼンチンとブラジルを破っている。ボリビアの高地はアウェーチームには鬼門のようだ。パラシオ・デ・サル(Palacio de Sal)やウユニ塩原を訪れる際は、くれぐれも高山病に注意を。

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