思わず踊り出したくなる!陽気なヒップホップと妖艶な電子音の融合

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アフリカ・バンバータ」。アフリカの地名ではなく、ニューヨーク市ブロンクス出身のミュージシャンの名前である。ヒップホップの第一人者と呼ばれるほどの人物で、現在は名門のコーネル大学で客員教授を務めている。

今回はバンバータの代表曲『Planet Rock (プラネット・ロック)』を紹介しよう。1982年発表のPlanet Rock (プラネット・ロック)は、思わず踊り出したくなる、ブレイクダンスがしたくなるような、陽気なヒップホップだ。ただ、ヒップホップという括りに留めるのは無理がある。電子音が多用されているからだ。妖艶な響きの電子音をふんだんに盛り込んだ楽曲は、以降のエレクトロミュージックにも多大な影響を与えたらしい。

「ヒップホップは苦手」という方もいるだろう。しかし、日本のヒップホップとは別物と考えた方がよい。例えば、平成生まれの世代(私もそう)は2000年代前半にヒットを飛ばしたRIP SLYMEやKICK THE CAN CREWらをイメージするが、むしろずっと前に流行ったYMOや佐野元春らの楽曲に近い。「古臭さ」よりは「偉大な先駆者へのリスペクト」を感じずにはいられない。

アメリカのケーブルテレビチャンネル・VH1が選ぶ「偉大なヒップホップの楽曲ベスト100」でPlanet Rock (プラネット・ロック)は21位に選ばれている(ちなみに、11位にジェイ・Z、15位にはエミネムがランクイン)。YouTubeではバンバータの動画がアップされており、どれも何百万単位の再生回数を記録していることから、今でも人気が衰えていないのがよく分かる。

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