プールでシュノーケル?近未来の水泳のカタチ

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頭に”パイプ”を巻くことで、水泳の未来が変わるかもしれない。ドイツで生まれた「パワーブリーザー(Powerbreather)」はプールで使うシュノーケルのようなものだ。新鮮な空気が後頭部のダクトから入ってきて、口元のダクトからよどんだ空気を外へ出してくれる。つまり、息継ぎをしなくても済むということだ。

息継ぎの必要性を排除することで、首や肩への負担を軽減できるという利点もある。スイマーは適切なフォームと理想の泳ぎを追求していくことに集中していけばいい。それぞれの頭にアジャストできるので、後頭部と口元の弁がフィットしない恐れもない。こうした独特の設計は日本を含む世界中で特許を取得している。

もしパワーブリーザー(Powerbreather)を装着して泳いでいたら、注目の的になることは間違いないだろう。場所が賑わっている海外のビーチならば、「Cool!」と喝采を浴びるかもしれない。製品のプロモーション映像で、太陽の下で筋肉質の男が装着しながらプールから出てくる姿、あるいは美女がピンクの「パワーブリーザー」を首に巻いている姿は絵になっていた。水泳の常識を覆すような製品だが、その範疇も飛び越えて普及する可能性もあるはずだ。

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