リビングに銀色のチューブが占拠する、NYミッドタウンの不思議なペントハウス

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ニューヨーク市最古の鋼のアンティークな高層ビル。その最上階4階分のペントハウスに不思議な空間があります。

建築家David Hotson氏が手がけたこの「SkyHouse (スカイハウス)」は、一見、スタイリッシュなギャラリーのように見えますが、中を進んでいくとクールな家具が並ぶリビングルームのソファの隣に、メタリックな“チューブ”がデーンと鎮座しているのです。

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このステンレス製のチューブは、最上階の屋根裏部屋から玄関横まで続いていて、すべり台を滑るがごとく、素早く階を移動できるのだとか。上下階を移動する手段はこのほかに階段と、クライミングウォール、つまりボルダリング・スタジオにあるカラフルな壁登りが用意されています。

極太のチューブが縦横に走る先進アートな設計ではありますが、大小4つのベッドルーム、眺望の素晴らしいリビングルーム、日当たりのよいダイニングキッチンも完備しています。

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このSkyHouse (スカイハウス)が画期的なのは、アーチ型の鋼の窓枠や建物の角を飾る彫刻など、歴史ある建造物の外見はそのままに残し、内部だけを一新した点。確かに建物を外側から見たら、堂々たる風格の内部に、銀色のチューブを持つアバンギャルドで現代的な空間が広がっているとは想像できません。

巨大なすべり台という飛び道具をメインにしつつも、子どもが喜ぶだけに終わらないのが、このSkyHouse (スカイハウス)の素晴らしさでしょう。マンハッタンの眺望とともに、イマジネーションを刺激してくれる居心地のいい“家”なのです。

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