遠隔操作も可能! “空飛ぶタクシー”が見本市に

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私たちを快適に運んでくれるタクシーが空を飛ぶ日が近づいています。

ドイツのベンチャー企業、E-Voloは2人乗りのマルチコプター『Volocopter 2X』を開発し、4月上旬にドイツで開かれた見本市で公開しました。“空飛ぶタクシー”になり得る航空機の特長は「操縦が簡単」「安全性に優れている」「電気で動くので環境に優しい」。

『Volocopter 2X』の操縦は比較的簡単で、自動車の運転免許とあまり変わらない期間で操縦ライセンスを取得できることになりそうです。操縦士不在の無人航空機として、地上からの遠隔操作で飛ばしたり、自律飛行させたりすることもできます。遠隔操作の方法も非常にシンプルです。

モーターが故障しても、安全に着陸できる。

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気になる『Volocopter 2X』の安全性ですが、鍵を握るのが18個ものローター(回転翼)です。ローターと直結しているモーターがいくつか故障しても、安全に着陸できるようになっています。また、“空飛ぶタクシー”には最悪の事態を想定し、緊急脱出用のパラシュートが備わっています。

E-Voloは2018年までにアメリカ連邦航空局(FAA)と欧州航空安全局(EASA)から『Volocopter 2X』の飛行承認を得られるように奮闘している最中です。環境に優しく、ヘリコプターより静かな“空飛ぶタクシー”で大都市の重要施設間を移動できる日もそう遠くないと思われます。

参照元:volocopter

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