テスラのバッテリースワップショーを見て突っ込みを入れよう。

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EVで有名なアメリカのテスラ(Tesla) モータースが、南カリフォルニアの同社デザインスタジオで開かれたイベント「テスラSのバッテリースワップ」のデモンストレーション映像。充電に時間がかかるというEVの欠点に対し、わずか90秒でテスラSのバッテリーごと交換出来るという技術をアピールしたものだ。90秒というのは、ほとんどの車の給油と比較して、遥かに短いとしている(動画ではスタンドで普通に給油しているアウディと、車両下部からバッテリーを自動交換するテスラSの所用時間を同時に比較している)。

実は「モデルS (Model S)」の開発当初から設置を計画していたものだという。テスラは、米国内の主要幹線道路沿い(西海岸沿いの州間高速5号線やワシントンDC・ボストン間の高速など)に展開している充電スタンドに同システムを設置する予定で、モデルSのオーナーはディーラーやサーヴィスセンターにいく必要はないという。気になる交換費用だが、ガソリン57分と同程度ということだから、60ドルぐらいらしい。

たしかに映像ではのんびりと給油するアウディに対して、フロア下の作業の様子は見えないが、2台のテスラSがバッテリー交換を終えて大成功という事だが、いささか胡散臭い。

テスラSのドライバーは車から一切出ず、ドライブスルー状態。機械操作も終了後の支払いもしない。ドライブスルーなら、係員は一日中地下で待機してるのか。実際には給油以上の時間がかかることは誰でも想像出来そうな、つっこみ処満載の映像であった。

 

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