心地良く眠れる!NZ航空が温度調節素材入り枕を導入 シカゴ線に

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長時間のフライト中により良い環境で眠りたい人にとって興味深いニュースをお届けします。ニュージーランド航空は10月からオークランドと米中西部シカゴを結ぶ長距離路線の最上級クラスに米航空宇宙局(NASA)が認めた温度調節素材「アウトラスト」を用いた枕を導入しました。

肌の表面温度がちょうど良い具合に落ち着く。

アウトラストはNASA宇宙飛行士の両手を急激な温度変化から保護する手袋用に開発されました。その特性は「肌が熱くなったら熱を吸収し、肌が冷えたら熱を放出する」ことにあります。つまりアウトラストを用いた枕を使えば、枕と肌が触れる部分の温度(=肌の表面温度)が高過ぎず、低過ぎず、ちょうど良い具合に落ち着くのです。

アウトラストの特徴は客室温度にも体温にもアプローチしていない点です。アウトラスト公式サイトによると、人間が最も快適だと感じるのは肌の表面温度が31~33度に保たれている時とのこと。温度調節素材を使った枕は、長時間のフライトに疲れた旅行者の肌の表面温度を理想的なレベルにコントロールし、旅行者が心地良く眠れる環境作りに貢献します。

フライト時間15時間以上のシカゴ線に導入。

ニュージーランド航空はオークランド=シカゴ線の最上級クラス(ビジネス・プレミア)にアウトラスト入り枕を初めて導入しました。オークランド=シカゴ線はニュージーランド航空運航路線の中で最も長く、フライト時間が14時間55分~16時間30分もあります。ちなみに成田線も片道10時間以上かかるため、温度調節素材を用いた枕が導入されることを期待せずにはいられません。

参照元:AirNewzealand

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