容器ごとに適量・適温の水を注ぐ画期的なマシンのプロジェクト、その行方は

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いきなりですが、あなたはカード会社から「ご利用分のキャンセル情報到着のお知らせ」というメールを受け取ったことはありませんか。迷惑メールでなければ、メールに記載されている金額がカードの請求金額から差し引かれているはずです。

 謎の返金は支援したプロジェクト中止の証かも?

筆者は「ご利用分のキャンセル情報到着のお知らせ」メールを受け取った時、「謎の返金…」と不審に思いましたが、実は米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で支援したプロジェクトが中止になっており、そこで支援した額が払い戻されたということでした。

容器を置くだけで適量・適温の水が出てくるAI給水給湯機「Aquapur」製品化プロジェクトの支援者の中にも「謎の返金メールが届いた…」と不審がっている方がいるかもしれません。Kickstarterで立ち上がったプロジェクトは5月半ば、中止となったからです。

特定の容器で水・湯を飲む方には理想的だったが…

「Aquapur」はなかなか画期的な製品でした。その特長の一つであるIDタグを底に貼った容器をAI給水給湯機に置くと、マシンがタグを読み取り、タグに記録された量・温度の水が容器に注がれます。「このコップで必ずお茶を飲む」などの習慣が確立されている方にはうってつけでしょう。

二重浄化システムを採用し、水の摂取量も記録できる仕組みだった給水給湯機の製品化プロジェクトは目標金額を調達しましたが、実行者はより良いマシンを開発して出直したい意向を示しました。初のクラファン、しかもハイテク家電ということで、予期せぬ困難に直面したとみられます。

筆者的には払い戻しという重い決断をしたプロジェクト実行者の“リベンジ”を期待したいところです。

<参考元>Kickstarter

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