100年前の音が聞こえるスピーカー?

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リユースとかリサイクルとかいうと、要らなくなったものや使えなくなったものを、地球環境のために無理矢理もう一回使っているようなものが見かけられる。が、このスピーカーはそうではない。「Fern&Roby’s Beam Tower Speakers」は、ダイオウマツの木材を、音のために必要で、かつ、使えるという理由でリメイクしたのだ。

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スピーカーに使われている”Heart Pine”は普通の辞書には載っていない。が、「硬い芯の部分が多い」マツということ!

ダイオウマツ(Longleaf Pine)は、英語の別名で”Heart Pine”とも呼ばれてきたそうだ。樹液のせいで柔らかくなってしまう部分が少なく、硬く、腐りにくく、虫にも食われにくいHeartの部分が多いからだ。

Fern&Roby’s Beam Tower Speakersが再生利用しているのは、19世紀のダイオウマツ。なんと切られてから100歳以上の材木だ。これをリユースしているのは、物珍しさのためだけではない。切られたばかりの新しい材木では出せない、重低音の深みとミドルレンジの透明度がハイファイ愛好家にたまらないらしいのだ。

このFern&Roby’s Beam Tower Speakersで昔のブルースを流せば、まさに100年前の音が聞こえてくるかもしれない。

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参照元:Fern&Roby’s Beam Tower Speakers

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