喧騒の波でファインダーを向けられると、写っているのは私だけ。

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もう10年以上前だろうか。現在も第一線で活躍するアーティストのプロモーションビデオにて。バスの中の乗客が一斉に消えて、そのアーティストがひとり佇む、という演出があった。

同じ状況でも、あるいは都会の喧騒の中でも構わない。人が大勢いるはずの場所にファインダーを向けたら、映っているのはひとりだけだった…としたら。ちょっとした芸術写真のできあがりだ。『クリーン・ショット・カメラ(Clean Shot Camera)』はそれを可能にしてくれる。

赤目現象を訂正できる機能や顔面認識技術がスタンダードになっている昨今。「自分が撮りたいものだけを撮ることができる」カメラのアイデアも登場した。人間認識技術。例えば、クリーン・ショット・カメラ(Clean Shot Camera)を用いて、大通りで写真撮影すると、ターゲットひとりを除いた人はすべて写らない仕組みになっている。

15年前とは異なり、街を歩くほとんどの人がカメラ(機能を擁する携帯電話)を持つようになった現代。クリーン・ショット・カメラ(Clean Shot Camera)は容易に持ち歩けるようなコンパクトなデザインだ。もし発売されれば、注目を集めるのは間違いない。

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