風呂の残り湯で、部屋を冷却し、植物まで育てるシステム

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節電が叫ばれている昨今、冷房使用を最小限に食い止めるための「緑のカーテン」を見かける機会は多い。学校やマンションなどで目にすることはしばしばある。そうしたアイデアに少々似ているのが、今回紹介する『エコクール(EcoCool)』。風呂の水をろ過・再利用するシステムだ。

ろ過された水は、カーテン状に並んでいる壁掛けのタイル40枚(画像参照)をつたって上から下へ流れていく。タイルを構成するチューブもフィルターの役割を果たしている。水の蒸発、暖気、水の流れを計算し、空間(室内での利用を想定)の冷却が実現することに。最終的には底にあるプランターに潤いを与える。ここでは植物や野菜を育てることも可能。それほどきれいな水になっているということだ。エコを見事に実践していると言える。

エコクール(EcoCool)はインテリアとしても魅力的ではあるが、水の使用についても考えさせられる。大事には至らなかったものの、水不足が続いていた関東の一部では11年ぶりに利根川水系で取水制限というニュースもあった。エコクール(EcoCool)は「水を大事に」と意識づけるにはうってつけだろう。

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