イスラム教の断食期間に提供される特別機内食とは

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アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空は、イスラム教徒の断食期間(ラマダン)の初日に当たる5月27日から、イフタール(日の出から日の入りまでの断食を終えてから取る食事)のサービスを開始します。

栄養のバランスがとれた、充実のメニュー。

ラマダンとはイスラム暦の第9月のことです。イスラム暦は1年イコール365日とする太陽暦とずれがあります。断食はイスラム教徒にとって神聖な習慣です。一日の断食を終えてから食べる食事を「イフタール」と呼びます。イスラム教徒のニーズに応え、エミレーツ航空は20年以上前にイフタールのサービスを始めました。

特別機内食「イフタール・ボックス」には、日の出から断食を行ってきたイスラム教徒の身体に合わせ、栄養のバランスがとれたメニューになっている。メニューは、ザータルチキン、ホムス(=ヒヨコマメのペースト)、ほうれん草のファティール(=パイ)、チェダーチーズときゅうりのサンドイッチ、マアモール(=ビスケット)、ヨーグルト、飲料水などからなり、なかなか充実しています。

ラマダンの半ばにはメニューの刷新へ。

今ではすっかりエミレーツ航空のトレードマークの一つとなったイフタール・ボックスは、多くのイスラム教徒の利用が見込まれる、ドバイと湾岸諸国を結ぶフライトなどで提供されます。また、エミレーツ航空を頻繁に利用するイスラム教徒への配慮と思われますが、ラマダンの半ばにはメニューの刷新が予定されています。

https://www.emirates.com/media-centre/emirates-returns-with-signature-iftar-service-for-ramadan

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