大学内に出現したオブジェに、本当はこんな使い道が

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現代アートのオブジェに見えるが、そうじゃない。これは何と、風力発電装置なのだ。羽がないのに、どうやって風で発電するの? なるほど、ごもっともな質問。オランダの建築家集団Mecanoo Architectsとオランダのデルフォルト工科大学が共同で開発したこの風力発電装置「EWICON (ユイコン)」は、水で発電する風力発電なのだ。は? ますます分からない? まあ、そうだろう。では説明しよう。

EWICON (ユイコン)は、プラスに帯電した細かい水滴(まあ、霧のようなものだ)を、風に吹き飛ばさせることによってEWICON (ユイコン)本体に電位差を作り、それを利用してバッテリーをチャージするという仕組みになっている。白い枠の中に横に並んだ黒い線に見えるものは、水を通したパイプ。このパイプに小さな穴がいくつも開いていて、そこから電荷を持った水が滴り落ち、それが風に飛ばされる。

強風で風力発電の風車の羽が折れた、なんていう話をたまに聞くが、そんな心配はない。風力発電の騒音も問題になっているが、それもない。ひょっとして、これが風力発電の未来形ではないだろうか。だいいち、風車みたいに野暮ったくないのがいいよ。

 

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