日産「GT-R」を冠して「ル・マン24」にダジャレで挑戦!

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日産自動車は5月23日、2015年のFIA世界耐久選手権(WEC)に、「NISSANN GT-R NISMO」の名称のLMP1マシンで、ワークスチームとして参戦し「ル・マン24時間レース」の頂点を目指すと発表した。

このプログラムの発表の場は、ロンドンのブリックレーンにあるオールド・トルマン・ブリュワリー。「ル・マン24時間レース」の主催者であるACO(西部自動車クラブ)会長のピエール フィヨン氏と、日産自動車のCPLOアンディ パーマー氏、ニスモ社長の宮谷正一氏、ニスモグローバルヘッドオブブランド、マーケティング&セールスのダレン コックス氏が同席した。

過去の成績は今一つだった日産ワークス・チーム

日産の「ル・マン24時間レース」との関わりは1986年から。LMP2クラス優勝やエンジンサプライヤーとしての勝利は手にしているが、総合優勝には手が届かず1998年の「R390GT1」での3位表彰台が最高位で、1999年以降はワークス参戦していない。最近ではEVカーの「NISSAN ZERO RC」でのワークス出場をしているが、実験的な参戦にとどまっている。

日産では「GT-R」の名を冠すことで、ヨーロッパを中心としたマーケットでの知名度と信用を得る作戦だ。何故か日本のメーカーは「ル・マン」が好きだ。正式には世界耐久選手権(WEC)への参戦で、その年間タイトルを目指すべきなのだが、日産の場合もそんなタイトルはどうでもよく、「ル・マン」に勝つことだけしか考えていないようだ。

アウディやポルシェにダジャレは通用するか。

今回の参戦はかなり気合が入っているようで、「歴史の1ページに残るようなマシンになることを約束します。 ル・マンに勝つだけではなく、サーキットでの成功と市販車での成功をつなぐという役割を果たし、長年に渡り記憶に残るようなマシンになると思います」としている。

しかし、現実には絶勝「アウディ」と、いつも僅差で負ける「トヨタ」(今年はわかりませんが)、2014年から復帰するポルシェなど強敵揃いで、復帰1年目に気合だけで勝てないのがレース、とりわけ長距離のWEC、尚且つ「ル・マン24時間」だ。

必勝の対策は実はダジャレ。発表された5月23日は深い意味があり、「Go NISSAN」なんだそうだ。海外メディアには理解されたのでしょうか。大丈夫かなア日産。

 

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参照元:日産

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