庭付き一戸建てか、たった一つの腕時計か、さてどっち?

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高級な時計と言えば、ロレックスくらいしか思い浮かばないようでは、時計の世界の奥深さを知るには、まだまだかもしれない。時計に入れ込む男性は、じつは多く入る。また、そこまでお熱でないにしても、プライベートと仕事用に使い分けている人もいるはず。
「スゲー高そうな時計」というのは、スーツの袖あたりからチラリとやられてしまうと、あまり関心のない人でも、「ヤラレタ!」とか「この人デキルな」と思ってしまう。ただの見た目のことなのに、なんとも言い表しがたい敗北感のようなものを感じてしまったりして…。

マクシミリアン・ブッサー&フレンズ(MB&F)、その名前からも想像できるように、超高級な時計ブランドだ。世界限定18個しか製造されない、新作「HM2 SV ウォッチ」も、もちろんだ。高い時計というのは、それなりに理由があって、例えば、厚さ6mmのサファイヤガラスには、50時間以上の研磨が必要であったり、本体にとめるネジを、サファイヤガラスを傷つけることなく締めることができる会社が1社しかなかったりと。それを1つ作るのに、とんでもない時間と労力がかかっているというわけだ。
最高品質の材料を使って、思う存分に長い時間をかけて、こだわりの1つを生み出す。高価なのも、うなずける。

HM2 SV ウォッチの気になる価格は未定だが、同ブランドの製品で、日本に1本だけ入ってきたものは、2千万円近い値段だった。にもかからわらず、即日完売したというのだから、まあ、あるところにはあるということだろう。そしてHM2 SV ウォッチも然り。
ここまで、どえらいものとはいかないまでも、それなりに良い時計というものは、持っていても損はないかもしれない。

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