スポーツジムがバーチャル空間化? 空飛ぶ体験ができるワークアウトマシーン

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スポーツジムが、バーチャルの世界へ参入か?バーチャルリアリティーで空を飛ぶ感覚を経験しながらしっかりと全身ワークアウトができるという、夢のようなトレーニングマシーンが現在ドイツ ミュンヘンで開発されている。

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上手に空を飛ぶ練習をするボディーテイメント

ドイツのHYVEがクラウドファウンディング、開発中のIcarosは「ボディーテイメント」と呼ばれるトレーニングマシーン。足を固定、ハンドルを握る形で体を宙に浮かせ、バーチャルリアリティーのゴーグルを装着しながら、まるで空を飛んでいるような雰囲気にさせてくれるのだ。

アマゾンの熱帯雨林から宇宙の果てまで、グングンと自分の好きな場所まで飛んでいくことができる。

Icarosのすごいところは、バーチャルリアリティー止まりではなくそれを全身の運動にしていること。名前の由来になった翼を持ったギリシア神話のイカロスは、最終的に空から落ちて死んでしまう。

そうならないようには、うまく飛行経路に沿って直感的に体を動かす必要があり、これがなかなか難しいことのようだ。

クラッシュしないようにバランスを取ろうとすると、全身のバランスとコーディネーションの能力が必要、その結果それがかなりのワークアウトとカロリー消費になるというわけだ。腹筋をよく使う運動となるようで、どうも空を飛ぶには腹筋を鍛えてシックスパックになる必要がありそう。

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ここでもスマホが大活躍、未来のトレーニング方法

Icarosのセットはマシーン本体、バーチャルリアリティーのゴーグル、デスクトップのコンピュータとスマートフォンの4つのパーツからなる。

マシーン側部にセットされるスマホが体の動きの上昇・下降、角度を記録しPCのアプリにそれを送信、そこから実にリアリティーにあふれるフライト体験が可能となる。

すでに試作品は仕上がっているということで、今年の夏には市場に出ると言われている。空を飛ぶという人類の永遠の夢と現代人のワークアウトへのこだわりをひとつにしたIcarosは、きっと人気商品になるはず。モチベーションだってかなり上がりそう。

うまく空を飛ぶには、それなりのトレーニングが必要というのも現実味があっておもしろい。今はただの地味なスポーツジムが、100年後など未来の世界では超人育成のバーチャル空間になっていたりするかもしれない。

参照元:psfk, Icaros

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