ローテクでジェームズダイソン・アワード最優秀賞受賞

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世界中のクリエーターから注目を浴びるジェームズ・ダイソン・アワード(イギリスのジェームズ・ダイソン財団主催)に、2011年はオーストラリアの若い発明家が選ばれた。作品は「エアドロップ」という作物に水を供給する装置だ。イメージするなら、逆スプリンクラーといったところだろうか。 このエアドロップの機構は、なにも最先端のものではない。まず、突起の中心あたりに取り付けられたファンから、空気を取り込む。取り込まれた空気は、装置内部の管を通りながら、急速に冷却される。そして、冷却された空気は水に変化し、装置底部のボトルに貯水される。そうして、還元された水は地下の管を通って植物に供給されるという仕組みだ。

決してハイテクノロジーではないが、これが農場で実用化されれば、農民は長い干ばつに悩まされることが無くなる。創意と工夫で作られたエアドロップだが、農家にとって必需品になる可能性を大いに秘めた装置になるだろう。

このジェームズ・ダイソン・アワードの勝者には、賞金として$14,000(約100万円)が贈られる。 彼には、より一層の研究で一日も早い実用化を目指してもらおう。

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