キッチン用品で「ジャー」といえば何を思い浮かべるだろうか。我々日本人の場合だと「炊飯器」のイメージが強いのだが実は今回ご紹介する「メイソンジャー」は炊飯器とは全く関係がない。
メイソンジャーって何?
アメリカで大ブレイク中のメイソンジャー。最近ではその熱は日本にも飛び火して様々なメディアでも紹介され始めている。
メイソンジャーとは小型の保存容器。ジャムが入っているような容器をイメージしてもらえれば良いだろう。決して目新しいものではなくその歴史は100年以上もある。
では何故それが今になって大ブレイクしているのか。発端となったのは米国のあるカフェ。耐熱性や密閉性に優れているこの保存容器を、料理やコーヒーを提供する際の皿やコップとしてそのまま利用したところ見た目の可愛らしさもあって注目を集めたのだ。
その後、メイソンジャーは保存性を生かしてランチボックスに使われるようになったりパーティーでの料理に生かされたりとこの約3年ほどの間にその使用方法に様々なバリエーションが生み出された。
簡単・手軽・保存が出来るで大ブーム
メイソンジャーを使って料理をすれば、完成した次の瞬間に保存容器で密閉することができる。傷みやすい野菜サラダでもドレッシングや塩分と共に封入すると5日ほど日持ちがする。これを利用してシカゴではサラダの自販機まで登場しているようだ。
また、日本では塩麹や塩レモンの人気が高いがこれらとメイソンジャーの相性はとても良い。手軽に作れて保存が効く、何かと時短料理が重宝される現代で、100年以上も前に開発された製品が注目を集めているのはとてもおもしろいと言えるだろう。
もちろんメイソンジャーの使い道は野菜サラダだけではない。過熱が出来るため煮物も作れるし、スポンジやクリームを詰めればケーキもできる。関連するレシピブックもどんどん刊行されている。
時短ブームに健康ブーム。そして大してお金も掛からない。メイソンジャーブームは当分続くだろうし、キッチン用品の定番となる日もすぐに訪れるだろう。
参照元:JB Press