ノスタルジック!35㎜フィルムで創る手巻きムービーカメラ

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携帯電話でもハイビジョン撮影が可能な時代である。ボタン1つで、焦点を自動で合わせてくれるだけでなく、露出まで完全自動。自分たちは、被写体を追うだけで、文句なしのクオリティのものが撮れてしまうのだ。
そんなハイスペックな時代にあって、フィルムを使って、すべてが手動の撮影機の存在など、想像すらできないかもしれない。

LomoKino & LomoKinoscope Package」は、35mmフィルムを使って撮影する、手巻きムービーカメラだ。カメラ本体に付いているレバーを回転させると、ムービー撮影が開始される超シンプルな構造を持つ。36枚撮りのフィルムで、144枚の撮影が可能。おおよそ1秒間に3~5コマということだから、フィルム1本あたり30~40秒のムービーという計算だ。そのあたりのさじ加減も、もちろん撮影者次第だ。

音声は録ることができない。つまり、出来上がったものは、音の無いカタカタムービーになる。完成した動画のクオリティは、決して良いとは言えないだろう。しかし、不思議なもので、ここに独特な味わいが生まれてくるのだ。今、目の前で撮ったはずのものなのに、どこか懐かしいような温かいような。聞こえてくるはずもない音が、なぜか耳の奥の方でなっているような。そんな気持ちにさせてくれるものが出来上がっている。

パソコンに取り込んだものに、音楽を重ねてみたら、ちょっとしたPVが出来上がってしまう。単なる思い出が、ぐっと深い思い出になるのは間違いない。
もしかすると、フィルムというものを買ったことがないという人も、いるかもしれない。ノスタルジックに映らなくてもいいと思うかもしれない。だがLomoKino & LomoKinoscope Packageは、そんな人にこそ使ってもらいカメラだ。価格も1万円せずに買うことができるので、ぜひこの深みのある動画撮影を楽しんでもらいたい。

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