怪しげなこのヘルメット男の正体とは…

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この男、なんとも怪しい姿である。日本人から見ると、どことなく剣道でもやっているのかと言う感じがする。また、どこか懐かしげで江戸時代を思い出させる。しかしこの男はトルコ人である。住んでいる場所は、もちろんトルコだ。ならば、彼はどうしてしまったのだろう。特殊な病気があるわけでもないのだ。世間と言う空間がイヤになり、人との交流を一切絶つ為に考えた特性ヘルメットかと思ったが、そうでもないらしい。

この男の名は、イブラヒム·ユジェル。彼は父親を肺がんで亡くし、禁煙を決意したという。しかしどうやっても禁煙する事ができず、悩みに悩んだそうだ。彼は1日2箱タバコを吸っていたそうで、簡単にやめることが出来なかったのだ。そして、知恵を振り絞って考案したのが、なんともレトロな木製の「禁煙ヘルメット」なのだ。毎日装着し、禁煙を実践しているのだそう。着脱には鍵でロックを解除しないといけないそうで、鍵は家族に預けていると言う。つまり、自分で取り外す事はできないのだ。彼の家族は禁煙ヘルメットのトルコ・・・いや虜になっているのだ。

外を歩く姿はなんとも怪しく、不審者として通報される事もあるとか。イブラヒム氏はほぼ24時間装着しているそうで、食事もヘルメットの隙間から取っているのだそう。タバコも吸えるんじゃね?と思ったが、絶対に吸えないと言う事である。そこまでしないと禁煙できないのか?と突っ込みを入れたくなるが、本人も家族も大真面目に禁煙ヘルメットを絶賛している。頼めばあなたのヘルメットも作ってくれるかもしれない。

 

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