手のひらサイズの博物館

1995

人は、自分が体験した事のない物事に、強く惹かれる。宇宙の神秘、太古の巨大生物、世界史にゆかりの有るもの。そんな物事に思いを馳せるため、世界中に博物館が有る。そんな博物館を、手のひらサイズの樹脂の塊で、再現したのが、このMini Museum (ミニ博物館)」 だ。

Mini Museumは、Hans Fex氏の発案によるプロジェクトで、既に、キックスターターでの資金獲得に成功し、2014年7月頃には、出資者に配布される予定だ。サイズは三種類(S M L)有り、どれもが片手で持てるサイズ。サイズにより内容物が変わるが、月の岩石を始め、恐竜の卵の殻、マンモスの体毛、人間の脳の化石、紀元前350年頃作られたミイラの巻き布、タイタニック号の石炭、ベルリンの壁のかけら、アポロ11号の保護フィルムなど、様々な標本が、プレート状の樹脂に封入されている。

標本は、小さいけれども全てが本物で、一つ一つが、その大きさを遥かに超える、歴史的価値を持っている。仕事や、人間関係に悩んだ時、じっとMini Museumを眺め、遥かな世界に、想いを馳せてはどうだろうか。

 

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