カフェインの過剰摂取に警告!エナジードリンクで死亡の危険

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未定 詳細なし

2011年、米国で14歳の少女がカフェインの過剰摂取が原因で死亡した。少女は24時間以内にエナジードリンク「モンスターエナジー」を2本飲んでおり、それに含まれるカフェイン量は480ミリグラムであった。

急拡大するエナジードリンク市場だが…

ここ数年若者を中心に人気となっているエナジードリンク。カフェインを中心に体に活力を与える成分が人気で、いわゆる栄養ドリンクよりもライトなイメージが好評を博し市場規模をどんどん拡大している。

その一方で上記のような悲しい事件を防ぐため、国レベルでエナジードリンクに一定の規制を掛けようという動きも強まっている。

リトアニアでは昨年、18歳未満へのエナジードリンクの販売を禁止する法律が施行された。日本でいうアルコールやタバコに対する規制と同じようなものだと考えればイメージしやすいだろう。

一方でエナジードリンクだけを目の敵にするのはおかしいのではないか?との意見もある。

たしかにコーヒーや玉露などにもカフェインは多量に含まれており、実際にコーヒーをガブガブ飲んでしまう人の中には心拍数が増加したり焦燥感があったり下痢などを起こす人もいる。要はカフェインに関する正しい知識を多くの人が持っていないことが原因なのだ。

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法律で規制すべきか?難しい線引き

法律で規制すべきかどうかというラインは非常に難しい。年齢で規制されているタバコやアルコール類とカフェインが多く含まれている飲み物とは危険性がどの程度違うのか、という疑問に対して明確な答えを用意するのは困難だ。

また年齢関係無く禁止されている大麻などについても同様で「イメージの問題なんじゃないの?」という声まで聞かれる。

現時点では日本の厚生労働省はエナジードリンクに対して法的な規制を掛けることは検討していないようだ。しかし今後健康被害が実際に我が国でも起こればどうなるか分からない。

特に子供に対しては親や社会が正しい知識を与えることがまず必要だろう。エナジードリンクが危険かどうかは飲み方次第なのだから。

参照元:IT Media

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