タイのリゾートで命がけの食事?

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2011年は歴史的な洪水に見舞われたタイ。それでもフレンドリーな人々が出迎えてくれる、人気のリゾートであることに変わりはない。その中でもマングローブやヤシの木といった、南国らしさを存分に楽しめるのがクッド島。バンコク近郊の空港から飛行機と船で辿り着いた先にある島の「ソネバキリ・リゾート(Soneva Kiri Resort)」。そこでは、世界一ともいわれる眺めから、一風変わった食事を味わうことができる。

熱帯雨林の中、高さ5mの木の上につくられたレストラン。ウェイトレスは木と木の間をつなぐロープを使って食事を運んでくる。なかなか洒落た、美味しそうなメニューだ。

確かにいろいろ突っ込みどころはある。「ウェイトレスは無事に料理を運んでくるだろうか…」と客は普通ではありえない心配をしなければならない。心優しい人は「彼らに危険手当は出るのか…」と思いをめぐらせているかもしれない。そもそも客は高いところにあるテーブルまで辿り着けるのか。おそらく高所恐怖症なら不可能だろう。

とはいえ、料理以上に有形無形の付加価値がありそうなレストランを他の土地で見つけるのは困難だろう。さまざまな疑問は尽きないが、いざ現地で食事をすれば、かけがえのない思い出になるに違いない。現地は自然豊かで、大規模な開発とは無縁である。もし機会があれば、”リゾートの中のリゾート”と呼べる場所で食事をしてみてもいいだろう。

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