一滴たりとも無駄にしない。食用油から作った石鹸

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人間とは欲深いと同時に、地球上で一番賢い生物です。人間の生活をより良くするための研究を進め、車や飛行機、船と言った移動手段を開発してきました。その中で重要なのがエネルギーです。戦前のエネルギーの主流と言えば石炭でした。
現在の主流は石油。石油王という言葉があるように、産出国はオイルマネーを手にし、経済が潤っています。人間の生活にとって石油を含める油と言うものは、なくてはならない存在です。しかし限りあるものなのです。無数にあるものではありません。
油は貴重な物で、一滴たりとも無駄にしてはならない。そんな理念を持つアメリカ・コロラド州にあるSummit Soap社が「油で作った石鹸」を開発しました。飲食店などで大量に廃棄されていた油を使用していますが、石鹸として使えるよう、様々なテストをした上で製品化しているのでお肌にも良いのです。
Summit Soapでは油で作った石鹸に加え、食用油でバイオ燃料を作る研究も進めています。地球環境を考え、何であろうと無駄にしない精神。今や世界共通語となった「勿体ない精神」です。これからも勿体ない精神で様々な商品を作ってくれる事でしょう。地球と人間の潤滑油として成長していってほしい企業です。油で作った石鹸も地球と人間の潤滑油なのです。潤滑油なのですから、肌がスベスベになることは使う前から約束されているようなものなのです。お風呂場で足をスベらせることだけには注意してください。

 

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