やなせたかしさんの明日への言葉を噛みしめよう

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2013年惜しまれつつこの世を去ったアンパンマンの生みの親、やなせたかしさん。晩年は優しい笑顔とユーモアあふれる発言で、「優しいおじいちゃん」という感じでしたが、やなせさんの人生は決して順風満帆ではありませんでした。アンパンマンも1969年の出版当初は評判が宜しくなく、人気がありませんでした。人気がないどころか、評論家から「子供向けではない」と批判されてしまったのです。そんな逆境でもやなせ先生はめげずに頑張り続けました。その結果「アンパンマン」が子供たちの間で人気となり、アニメが放送されるなど、不動の地位を獲得しました。しかし、アニメ放送時も全く期待されておらず、半年で終了予定だったそうです。アンパンマンが不動の人気と地位を獲得した時、やなせ先生は60歳になっていました。

やなせたかし 明日をひらく言葉」は、やなせたかしさんの人生観、漫画観が凝縮された本です。幼少時代、戦争時代、売れない作家として過ごした時代、人気作家時代。激動の人生を過ごしてきたやなせたかしさんの人生がまとめられています。遺言と捉えても良いかもしれません。

やなせたかし 明日をひらく言葉でやなせさんがアンパンマンを通して子供に伝えたかった事も、わかるかもしれません。亡くなった事が本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします。

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