今と遥か先の未来を繋げる空飛ぶ車

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西暦3404年。手塚治虫のマンガで描かれる未来は、空飛ぶ円盤のような乗り物がスタンダードな移動手段として登場します。2013年に生きる私たちはどうでしょう。主な移動手段は地面に接するものがほとんどです。現在と遥か先の未来を繋げる乗り物。それがTerrafugia社の「Transition® (トランジション)」です。

 

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Transition® (トランジション)は、端的に説明すると、空飛ぶ車です。安全・便利・自由を謳い、公道仕様の車として道路を走れる一方、飛行場へ行けばプロペラ機に早変わりします。翼は折り畳むことができるので、ちょっと大きめのガレージに置いておけます。最高飛行速度は時速185km。まだ売り出されていないようですが、27万9千ドルの発売予定価格はアナウンスされています。

さらに大胆な展望として、Terrafugia社には「TF-X™」と名付けたコンセプトもあります。Transition® (トランジション)と違い、滑走路を必要としない垂直離着陸機で、両翼のプロペラが角度を変えながら回転する様子はいかにも未来らしいです。しかも想定最高時速は300kmを超えるとのこと。実用化は約10年先の見込みですが、決して夢物語ではないのです。

 

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