インカ古代都市への列車の旅

1378

1911年に米の探検家ハイラム・ビンガムに発見されるまで、その姿を知られることはなかった古代インカ帝国の都市マチュピチュ。それまで見つからなかったのにはワケもあるわけがある。何しろそのアクセスは現代でもかなり難しいとされており、それがまた歴史愛好家の間で人気の高さにもつながっている。

現在はインフラも多少は整いつつあるとは言えど、依然として最寄りの街のリマやクスコなどからの道はなく、快適な旅からはほど遠い状態だ。

他にめぼしいアクセス手段もなく、徒歩で4日間というのが目下のところマチュピチュを見るためのスタンダードな方法である。どっちにしろ現地に着いたら観光するには歩くしかないわけだが。

ただしとてつもない出費を覚悟するのならば、上等なウッドパネルでデコレートされたプライベートバルコニー付き車両に充実したアメニティとサービスを堪能できるInca RailのPresidential Serviceで最上級の列車の旅をすることもできる。これに乗車するればマチュピチュの麓の街であるアグアス・カリエンテスまで優雅にたどりつける。そのお値段ズバリ$10,000!

The Presidential train carの仕様はバーやバスルーム、パノラマビューを楽しめるシートに先に述べたプライベートバルコニー付き。

この記事をシェア
0 0
記事のタグ