リップクリームと同じくらいの大きさなので、ポケットに入れて持ち運べます。中国発、スマホに挿して使うタイプの超コンパクトな非接触体温計「ThermGo」の先行販売プロジェクトが今冬、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で成立しました。
市販のタイプと違って、不使用時の置き場所に困らない
スリムな筒状の「ThermGo」にはUSB-Cプラグが付いており、アダプターを使えばどんなスマホにもタブレットにも装着できます。スマホを持ち、赤外線センサーが埋め込まれた体温計の先端を額に向けると、体温がスマホの画面に即座に表示されます。一般的な非接触体温計と違って、使わない時の置き場所に困ることはなく、持ち運びも楽チンです。
スマホに挿して使う体温計ならではの機能が「専用アプリによる体温変化の記録」です。もし病院を受診することになれば、発熱の症状を説明する際に役立ちます。自分だけでなく家族やパートナーの体温変化も記録できます。いちいち手書きでメモしなくていいのは、具合が悪くなった時に有難みを感じるはずです。高熱が出ていれば、メモを取る余裕などないでしょう。
温度計としても使える。不安材料は発送のスケジュール
体温を確認する際以外にも「ThermGo」の出番はあります。同じ要領で物の温度も非接触で測れるので、室内の温度、ペットの体温、離乳食の温度、お風呂のお湯加減などが瞬時に分かります。家にあると便利な体温計兼温度計ですが、誤ってお風呂にスマホごと落とさないように気を付けてください。
充電不要、超コンパクトな非接触体温計の先行販売プロジェクトは2600人以上から9万9000ドル(約1000万円)以上を調達しました。2月の発送を待っている支援者の中には「工場が中国にあること」「2月中旬は春節で物流が止まること」を心配している人がいるかもしれません。発送が遅れれば、プロジェクトは批判を免れませんが、果たしてどうなるでしょうか。
参照元:KICKSTARTER