555万円もする自転車はなんと木製!

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私たちは昔も今も“木製の家具”に触れている。それでは…木製の乗り物はどうだろう?
過剰な伐採はよろしくないが、木の温かみ、あるいは素材自体を好む人が増えている。厳密にそうなっているかは断言できないものの、木材とは縁遠かった製品に敢えて木材を使用するケースも出てきた。GIGAMENでも木製ワイヤレスキーボードを紹介したことがある。

オーストラリア人デザイナーのアンディ・マーティン(Andy Martin)は『トーネット・バイシクル(Thonet Bicycle)』を発表した。驚くべき“木製の自転車”のアイデアは、ミヒャエル・トーネットが150年前に製作したイスにヒントを得ている。トーネットは直線のイメージが強い木材を「蒸して曲げる」ことで独特のフォルムに仕立てたことで知られる。

手の込んだ自転車だが、最近ではそう珍しいものではなくなっている。とはいえ、7万ドル(約555万円)もする自転車が他にあるだろうか。曲げ木の流線形が際立っているが、このデザインをつくりあげる苦労は推して知るべし。シンプルな美を感じさせるトーネット・バイシクル(Thonet Bicycle)はブレーキまでも排除するほどだ。

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