電気を生み出すのは(電力会社ではなく)自分という時代へ 変幻自在のハウス

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先の総選挙の争点の一つであった原発政策。福島第一原子力発電所の事故以来、原発ゼロを目指す人々の数も声も大きくなった。一方、これまで原発に頼ってきたツケか、夏場や冬場に節電を余儀なくされるようになり、電気料金の値上げという弊害も生じている。あらゆる課題を解決するための「これだ!」という(即効性のある)策が見当たらないのが現状のようだ。

手っ取り早いのは、電力会社に頼ることなく、自分で電気を生み出せる設備を持てるようになることだろうか。今すぐは実現不可能かもしれない。だが『トランスフォーメーションハウス(Transformation House)』は未来へのヒントになり得るはずだ。

建築家のマイケル・ジャンソン(Michael Jantzen)によるアイデアであるトランスフォーメーションハウス(Transformation House)。その名の通り、中の住人は家の構造を好きなように変えることができる。「もっと光が入ってくるように」「涼しい風が吹き込むように」「雨水を集められるように」などの無理難題も乗り越えられるのだ。動力はもちろん太陽光発電を念頭にしたものとなっている。

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