【動画】そんなに急いでどこへ?

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すでに13.63秒で300km/hに達するというギネス世界記録を持つ、ヘネシー・パフォーマンス社の「ヴェノムGT」が、最高速度の記録を更新した映像です。この挑戦は2月14日、米フロリダ州にあるアメリカ航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターで行われた。長さ5kmもあるこのコース、なんとスペースシャトルの離着陸専用の滑走路だそうです。シャトル計画終了後はこんな使い道があったんだと感心(そこか!)。

今回ヴェノムGTで記録されたその速度は時速435.3km/h。それまでの「ブガッティヴェイロン・スーパースポーツ」が保持していた速度記録である、431km/hを上回った。しかも、最高時速を記録した地点からさらに加速し続けたというから驚きだ。しかし滑走路の長さには限界があったため、ヴェノムGTがどこまで加速し続けるのか確認することはできなかったそうだ。ドライバーのブライアン・スミス氏によれば、減速を考慮すると、実際には4kmしか使えず、限界を知るには13kmのオーバルコースが必要だという。

そして、残念なことに、今回の記録はギネス世界記録としては認定されないと。ギネスの認定には進行方向を変えた2回の走行で平均速度を算出する必要があるが、NASAは1回の走行しか許可を出さなかったからだ。しかも、その許可を得るための交渉でさえ2年もかかったというのだ。さらに、もう一つの認定条件では、市販車として最低30台は生産することが必須だが、ヴェノムは29台が現在生産中、販売台数は11台にとどまっている。

頑張れ!ヴェノムGT。どーでもいいけど・・・。

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