全長9mの羽毛恐竜がいた!?

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中世代、地球は恐竜が支配していた。大きな恐竜で35メートル、小さい恐竜で2メートル。陸、空、海、全て恐竜が支配していた。そんな恐竜が突如絶滅したのは白亜紀で、現在から6550万年前の出来事である。絶滅の理由については諸説挙げられているが、巨大隕石が地球に衝突し地球の温度が急激に変化し、恐竜のエサとしていた植物が死滅、それにより恐竜も絶滅したと言う説が有力だ。

しかし、それはあくまでも人間の仮説でしかない。恐竜の生存を確認する方法は化石しかないのだ。 人類は化石を元に様々な調査を進めてきた。そして調査に終わりがない。2012年、1億2500万年前の物と思われる「全長9メートルの羽毛の付いた恐竜の化石」を中国北東部・遼寧省で発見した。

この化石を調査したところ、ティラノサウルスの仲間と見られ、体長は9メートルで羽毛を持っていたことが判明。発見した研究チームは 「ユウティラヌス・フアリ(Yutyrannus huali) 」と名づけた。ラテン語と中国語の造語で「美しき暴君」と言う意味だ。

羽毛を持った恐竜で体長が9メートルクラスが見つかったのは世界初。 現在の学説では羽毛恐竜は小型恐竜のみと考えられてきたが、 「全長9メートルの羽毛の付いた恐竜の化石」 の発見で学説の見直しが図られることだろう。

ちなみにユウティラヌス・フアリ(Yutyrannus huali) は飛行することは出来なかったと考えられ、羽毛は求愛活動に使われていたと見られている。フワリと浮く事は、出来なかったのだ。

 

 

 

 

 

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