パン職人の歴史が詰まったクッション

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普段何気なく食しているパンの歴史は古く、世界で初めてパンが登場したのは約9000年前の古代エジプトだと言われています。偶然作り置いたパン生地に空気中の酵母菌が付着しそれを焼いて食べてみたら大変美味しかったのです。
日本に伝来したのは戦国時代と言われています。種子島に漂着したポルトガル船から鉄砲と共にパンが輸入され、宣教師によって普及したのです。あの織田信長もパンを食べていたと伝えられています。

時は流れ第二次世界大戦後、アメリカの援助もありパンが急速普及し、日本の食卓には無くてはならないものとなりました。現在は技術も進み美味しいパンが出回っていますが、美味しいパンに辿り着くまでには、時代時代の職人たちがより美味しいパンを作ろうと技術を磨き、工夫を凝らしてきたのです。

そんな職人たちに敬意を表したスペインのTeixidorsとPensando En Blancoデザインスタジオが「03AM」と言うクッションを開発しました。

1913年のスペインではパン職人が夜明けと共に働き始め、その日1番のパンが焼ける間、小麦粉の袋の上で休んでいました。美味しいパンの為に心血を注いだ職人への敬意を、当時と同じ小麦粉袋の形にしたクッションを作ることで表現したのが03AMです。縫い目がわざと不揃いにしてあるなど、デザインは個性的で、ICFF Editors Awardを受賞しています。コロネでも食べながら03AMにゴロ寝して当時のパン職人の気持ちを味わってはいかが?

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