米国陸軍の新兵器は、センサーを仕込んだ石らしい

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最近、ワシントンDCで開かれた合衆国陸軍協会(Association of the United States Army)の年次総会で、石にも仕込むことのできる監視システムが披露された。「SPAN (Self-Powered Ad-hoc Network)」と名づけられたこのシステムは、センサーの1つ1つが極小で、石ころの中に仕込むことができる。太陽電池で電気を供給するようになっているので、半永久的に作動し続ける。そして、それぞれのセンサーが無線で連絡を取り合い、ネットワークを形成するというものだ。

このセンサー入りの石ころを敵地にばらまき、使わなくなったらそのまま捨てておくという使い方が、総会では提案されたらしい。下手に回収したり、メンテナンスしたりするより、捨ててしまった方がコストがかからないからだ。

このSPANシステムを作っている陸軍御用達のメーカーは、敵地の監視の他に、国境警備や石油パイプラインの監視、橋の監視などに使うことを考えているらしい。壁に耳あり障子に目あり。いよいよ石にも、ということか。

 

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